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Channel: 横浜発 驢馬人の美食な日々
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「ぼぶ寿司」

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「ぼぶ寿司」@秘密(☆☆彡)
横浜発 驢馬人の美食な日々-Bobsushi
 
 「ぼぶのラーメン紀行」 のぼぶさん行きつけのお寿司屋さん。ダレが呼んだか通称「ぼぶ寿司」。
 写真などの公開は可能ですが、住所などお店の所在に関しては大将の意向により非公開という珍しいスタイル。
 寿司屋よりも割烹に近い流れで、その寿司も小俵型の独特なもの。どれもきちんとした考えがあり、美味しいのは間違いない。
 一見さんお断りではないので、探し当てた人だけが食べられます。今通われている方を大切にするという結論でしょうか。面白いですね。

住所:不詳
電話:不詳
定休:月曜
営業:11時~13時半/17時~
 
 初めて乗る路線の駅から住宅街の方へ歩いて少し。
 お寿司屋さんらしい市井のお寿司屋さんがありました。こぢんまりしていて、玄関には藤色の暖簾。
 中に入るとショーケースにネタの並ぶL字カウンター。所々に穴の開いた味わいのある白木です。
 
13年7月26日夜の来訪。
 19時半からで、ほどなく全員そろいました。
 参加者は主催のラーメン食べ歩き界の御大にぼぶさんらで計8名。いや、ほんと、皆さん、恐ろしいほど美味しいところに行っていらっしゃる。
 
 料理はお任せで、お酒は持ち込み+少し日本酒で、割り勘13000円でした。
 

横浜発 驢馬人の美食な日々-Bobsushi01
 飲み物はぼくだけお茶を。

横浜発 驢馬人の美食な日々-Bobsushi02
 最初は煮込んだ感じの3種類の貝。白ツブ貝、バイ貝、本ツブ貝です。
 ツブ貝の特有の弾力と歯ごたえがうれしく、程よい感じ。どちらかというと、居酒屋メニュー的一品。
 
横浜発 驢馬人の美食な日々-Bobsushi03
 次は煮こごりです。タラバガニの脚の身、ホタテ、本ミツバ、松茸が入っています。
 丁寧に素材を生かし寄せてあるところに好感が持てる品。
 
横浜発 驢馬人の美食な日々-Bobsushi04
 臭みなく素材の味が生かされている青柳、鳥貝、水蛸です。ここにかかっている酢みそが、酸味も味噌も突出せず、マイルドに美味しいもの。下には本ミツバのお浸しです。

横浜発 驢馬人の美食な日々-Bobsushi05
 そして八寸的な一皿。
 白いのは自家製カラスミをつぶした白いかでまいて蒸したもの。カラスミの熟成されているねっとりした味わいに塩気、穏やかに包み込むイカの味が美味。
 串に刺してあるのは鯨のベーコン。スーパーで買うような脂身ではなく赤身主体で、こんなに美味しかったっけ?と思う。
 桜煮にも煮たタコ。醤油味を感じます。
 黄色い巻物は市で閉めて刻んであるさサバで、中央にはさっぱりしたガリ、周辺は菊の花で巻物にしてあります。
 それと、カマスと穴子の棒寿司的なもの。飯ではなく練り物をあわせています。
 
横浜発 驢馬人の美食な日々-Bobsushi06
 ガラスの皿に出てきたのは、何と、シンコです。小振りなシンコを気が遠くなるような手間で捌いて、酢で締めてあります。それだけでも美味しいが、醤油をつけても美味い。そしてたっぷりと盛られた山葵がまた良いものです。辛味がたたず甘い。
 
横浜発 驢馬人の美食な日々-Bobsushi07
 気仙沼の餅ガツオです。回遊せず、湾内で育ったものだそうです。
横浜発 驢馬人の美食な日々-Bobsushi08
 腹はタタキ、背は刺身でいただく。ねっとりした食感でこの時期としては美味しいものです。
 添えてあるのはおろした高知の生姜。

横浜発 驢馬人の美食な日々-Bobsushi09
 焼いているときからその香りにノックアウトされそうな瀬戸内海のカマス。
 鉄串から外し、供されます。
 手元では真ん中から2つに割っていただく。
 くるりと巻いた状態でいただくのですが、その芳醇なカマスの香りが凄い.そして、中に閉じ込められる形になっている脂が、しっとりした身と一緒になってまた美味い!!
 
横浜発 驢馬人の美食な日々-Bobsushi10
 フライで出てきたのは、九州の早生松茸。噛むとその松茸の香りが爆発します。やっぱり軸よりも傘にその香りが詰まっているのだなぁ。素晴らしい!!
 これにつける塩は昆布塩。大将が手間をかけて作ったサラサラの塩です。旨味もすごい。
 
横浜発 驢馬人の美食な日々-Bobsushi11
 フライ二つ目は岩牡蠣のカキフライ。滴り落ちる牡蠣の汁、滑らかな口当たりとともに楽しみながらいただく。
 
横浜発 驢馬人の美食な日々-Bobsushi12
 ここからようやく握りです。下駄のようなおなじみの台に。
 さすがにガリだけは普通。
 
横浜発 驢馬人の美食な日々-Bobsushi13
 ここで、水をみんなで頼みました。熊野古道の水です。珍しいなぁ。
 
横浜発 驢馬人の美食な日々-Bobsushi14
 最初は1週間寝かせた中トロ。もはや大トロと言ってよいような部位。脂ののりも繊細ですごい。
 ここの酢飯も面白い。昆布を入れてたき、先ほどの昆布塩で仕上がる酢飯。小さな俵型で普通の寿司とはちょっと違います。これを三手で握って出されるのです。これは面白い。銀座や世田谷で修行されたとのことです。食べ応えがあり、酢飯はねっとりと昆布の旨味が聞いて美味しく、それでいて出しゃばらずにネタによくあっています。
 
横浜発 驢馬人の美食な日々-Bobsushi15
 天然鯛。皮目からして美しいでしょ。少し厚めで「あら輝」のそれを少し思い出させてくれました。酢飯は全然違いますが。こう違うと、お寿司屋さんも様々だと本当に実感できます。
 
横浜発 驢馬人の美食な日々-Bobsushi16
 車海老。エビの旨味たっぷり。頭の味噌からしっぽの先までいただける。
 そういえば、こちらのお寿司は山葵が結構たっぷり。でも、この鮫肌でおろしたての山葵が辛味はマイルドで美味しいのです。
 
横浜発 驢馬人の美食な日々-Bobsushi17
 ホッキ。苫小牧のものだとおっしゃられていた気がします。
 
横浜発 驢馬人の美食な日々-Bobsushi18
 赤貝。これまた食べがいのある赤貝。肉厚で美味しい。
 
横浜発 驢馬人の美食な日々-Bobsushi19
 江戸前アナゴ。ふんわり柔らかく調理されています。
 ここにかけられているツメは半年かけて作られる極上品。水飴など使っていないので、甘みは上品でコクがあります。食べると、口の中が穴子で溢れそう!!
 
横浜発 驢馬人の美食な日々-Bobsushi20
 締めはかんぴょう巻きです。巻いているのはパリッとした有明の海苔。
 このかんぴょう、極上で、とろける柔らかさ。こんな良いかんぴょう巻きははじめてです。ふっている胡麻を感じるのもよい。
 
横浜発 驢馬人の美食な日々-Bobsushi21
 デザート代わりに美浜のミカン。みはまっこでしょうか。外の皮にも苦みはなく、中の薄皮は限りなく薄い。そして素晴らしく甘い。持って帰ってこの日熱を出して寝ている家内と娘へのお土産にしました。
 終わったのは22時半くらい。
 
 ぼぶさんと参加の社長さんと一緒に帰りました。
 反対側ホームで大姉さまが酔っぱらって座り込み、ラーメン食べ歩き界の御大がその写真を撮る謎の光景を目撃(笑)
 家に帰り着いたのは24時過ぎです。

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