「はしぐち」@赤坂見附(⭐︎⭐︎)
赤坂にある沈む極上鮨を堪能できる特別な空間。
残念ながら写真撮影不可なので、ぼくの評価はこの程度なのですが、その鮨は間違いなく東京トップクラスの美味しさです。
住所:港区元赤坂1-5-20 ロイヤル赤坂サルーン1F
電話:03-3478-3588
定休:日祝日
営業:18時~22時
赤坂のオフィスなどのビルが並ぶ場所のビルにありました。

小さな灯りを置いた階段を上がると、ガラス扉の自動ドア。
中は入ってすぐ右に6人が座れる待合の小部屋。和の軒を儲けた作りです。
そこからモダンな木の壁の通路を進んだ先にある部屋が。全員揃うまでここで待たせていただく。
8人が横にゆったり座れる白木の美しいカウンター。
そのカウンターの上には高級寿司店では見かけないガラスケースのネタケース。
14年12月4日夜の来訪。
20時開始です。赤坂見附駅から歩いてこちらに。
同席はこりんさん、こっふー、しずりんの4人で。イズミールに予約をお願いしておりました。
先に2人2組がいらっしゃいます。
外回りはとても感じの良い女将さん。大将は接客に関して食べログ上で散々に書かれていますが、笑顔でお客に接する方でした。ただし、携帯・写真は使用不可です。
まずはつまみをお任せでお願い。
横に長いお皿にワカメと白髪葱、おろしたての山葵。
そこにつまみがどんどん盛られていきます。
最初はヒラメの刺身。この刺身、寝かせてあるのだろうと思うほどに旨みがしっかりしていて美味。大将に聞くと、なんと本日さばいたものだそうです。本来は1日寝かせた方がより甘みが濃くなって美味しいらしい。
バンと叩いて出される活きミルガイ。ブロックで出てきますが、ゴリゴリとした好ましい食感で素晴らしい。
天然ホタテ。昨日から解禁になったとのこと。肉厚のホタテ貝柱はこれもしっかりした印象で甘みが濃い。大きいので1/4に切ったもの2切れ。というか二かたまり。
そして半身は炙って煮切りを塗り海苔を巻いて出される磯辺焼き的にいただく。この海苔もパリッとしていて香りよく、さすがに美味。
殻を剥いた車海老。蒸したもののようで、3つに切って出されます。驚くほどの海老の甘みの凝縮さ。頭の方は海老の味噌を抱いたような感じでその旨味が効いています。
小片に切ったカワハギの肝和え。カワハギの淡白な美味さに肝の甘みが程よい。
ここで、握りに変更する前に、皿の上に残っていたワカメとネギを巻いて海苔巻きで出してくれました。面白い方法です。
ここからが握り。これが凄い。たしかにネタの重みで酢飯が沈み込むのがはっきりわかる握り。動画に撮りたいです(笑)
最初にヒラメの昆布締め。濃縮したような旨味のヒラメにさらに昆布の旨みをプラス。実に良い。
酢飯は少し硬めで好み。酢のバランスもしっかり感じるけど、突出しておらずマイルドに美味しい。ああ、やっぱり、硬めの酢飯が好きなんだなぁと実感。「おとわ」を思い出しました。
スミイカ。少し厚めの切り方で美しい感じ。甘みはそこそこ。包丁はさして入っていないのを不思議に思いました。「弥助」のとびきり甘いイカを思い出してしまう。結局、過去の店の握りと比較する癖が付いているのかな? 写真を撮っていないので尚更です。
マグロ赤身のヅケ。大間のマグロだそうです。その厚みのバランスや漬けこみ方は不思議と足りないかなと感じる。マグロはこの日それ程良くなかったと感じてしまったのは事実。「あら輝」のそれと比べているのかもしれません。
コハダ。酢の締め方は程よく、肉厚な食べ応えがしてよかった。
赤貝。これは素晴らしかった。大きく肉厚な赤貝はブリッブリでザクザクした食感が超美味。まるで昆布締めしたかのように昆布の味わいを強く感じました。
中トロ。大トロのようにきっちり脂がのっていてなかなかよい。
大トロ。とろける口当たりで美味。
〆サバ。酢加減は絶妙。脂はそれほど乗っていないものでした。
青柳。
軍艦で小柱。小柱とは呼べないサイズ(笑)。4つが綺麗に並んですっぽり軍艦に収まっていました。実に食べ応えが立って良い。
煮ハマグリ。それ程甘みは強くない爪を塗っていました。
軍艦でたっぷりのウニ。口の中が溢れます♪
酢イカ。最初からなんだろ~?と思っていたのがこの酢でしめてある酢イカ。
隠し包丁を入れて、甘い爪を塗っています。
アナゴ。これもツメを塗って。
ここで追加注文。赤貝を食べたので、最初は紐キュウ。
次はかんぴょう巻き。
最後は玉子焼き。切り身をいただく。しっとりと甘い卵焼きで、エビや白身魚か、甘みが強くねっとりしています。
握りをこっふーが食べていましたが、真ん中に切れ目を入れておぼろを仕込んだ握りでした。
会計は一人28900円だったかな?
写真不可のお店ですので、そういうのが好きな方やとにかく美味しいものを食べられれば良いという方にはオススメです。