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Channel: 横浜発 驢馬人の美食な日々
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「泡波と島の味 はてるま」

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「泡波と島の味 はてるま@西表島(☆☆彡)

Hateruma

 その昔Visita沖縄で見て、ず~~~っと行きたかった沖縄料理の店。
 伝説の料理人吉本ナナ子さんのお店でした。今は息子さんが受け継いで石垣の食材で作る料理がいただけます。
 まさに西表島に泊まってでも訪れるべき価値ある一軒です。
 
住所:沖縄県八重山郡竹富町字南風見201-101
電話:0980-85-5623
定休:日曜不定休
営業:18時~23時
 
 郵便橋のある日本最西端の信号で曲がった先。スーパーのはす向かいがこちらです。
 芝生のある敷地の中に窓を覆う枠の赤い平屋があります。
 中に入ると土間のような場所で、天井まで古い材木の梁を中心にして吹き抜けの構造。
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 客席は靴を脱いで上がる座敷。石垣島らしく良い雰囲気。
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 厨房は入り口から向かって右。少しだけカウンター席もあります。
 厨房には息子さん。移転もしていることだし、ナナ子さんはもう引退されているような話しぶりでした。
 
石垣島ジンジャーエール 600円
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 ロホではなくオロの方でした。
 
自家製ハーブティー アイス 300円
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 どくだみ? 結構独特なハーブティーです。
 
パッションフルーツジュース 500円
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 さっぱり目ですが、よくあるものより結構美味しい。
 
アセロラジュース 400円
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 関東で目にする市販のものよりも色が薄めで甘すぎずさっぱりしていて美味しい。
 
グァバジュース 600円
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 濃厚ドロドロではなく、これもさっぱりしていて美味しい。
 
15年8月10日夜の来訪。
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 4月17日に電話して19時予約。3人分5500円のおまかせ。
 カヌーと滝のアクティビティーから帰ってきてシャワーを浴び、車で1時間移動してこちらに。
 この日は満席でした。
 
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 突き出しには西表島の天然もずく酢。とろみがあり、酸味も爽やかでこれ自体普通に美味しい。
 上にはテラザという小巻貝と千切りのキュウリ。このテラザはマガキ貝というらしいが、本当に赤貝のようで食感良く美味しい。
 最初の何気ない一品が美味しいと、この後へと良い感じで望めますね。
 
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 刺身の盛り合わせ3人前です。
 白身のアカジン、ボイルるしてあるしまだこ、ウムズナーと呼ばれるウデナガカクレダコ。
 アカジンは白身で淡白ながらとても美味しく、添えられている皮がまたブリブリしていて美味しい。
 シマダコは普通に美味しいもの。シークワーサーでもいただく。
 ウムズナーはレアな仕上がりです。イイダコに似た種らしく、これまた良いものでした。つける醤油までとても美味しく感じました。西表らしい刺身です。
 
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 ウムナガーとガーラの南蛮漬け。
 ウムナガーはキツネフエフキという魚です。淡白で旨みにかけると調べてあるが、出汁が美味しいらしい。ガーラはヒラアジや平な銀色の魚を総称して呼ぶらしい。どっちがどれなのかはわからず。ここでは南蛮漬けにして、刻んだ長命草たっぷりとともにいただきます。この長命草は比較的水分が好きない葉っぱですね。
 ざく切りのトマトを添えてくれていますが、これも美味しい。
 
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 モーイ豆腐。
 遠浅の海に自生するというイバラノリこと島特産の海藻モーイに魚や野菜を寄せている寄せものです。
 先代からの名物料理。
 横には刻み野菜のサラダ付き。これもさっぱりしていて美味しく全ていただきました。
 
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 冬瓜と島カボチャとしめじの煮込み。
 島かぼちゃは粘度が高いが、ほろほろと崩れる仕上がり。
 出汁はカツオだしな感じ。
 
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 なんと蒸しあげた…と思われる、ヤシガニ!!
 ドカンと1杯出てきたのに、家族で大喜びです。
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 これを食べられるように割って出してくださる。
 中の味噌も書き出して別添え。
 殻の中の身は、蟹としては信じられないほどに、ホクホクとしていて栗のように濃厚な旨みです。
 ヤシガニ最高!! ここに来れてよかった。可読で本当にそう思いました。
 後日、タクシーの運転手さんが、ヤシガニだけでも5000円~8000円はするとおっしゃられていたので、コスパも最高ですね。

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 島豚の味噌ラフテー。この豚が煮崩れしていないのに柔らかくとても美味。
 上にかかっているのも米を使った味噌だということ。
 ゴーヤが添えられています。なんとも沖縄らしい一皿。
 
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 ナガジューミーバイのマース煮。ナガジューとは長尾のことだそう。
 マース煮は飲める程度の塩加減の潮水だけで煮る調理方法。これがまたシンプルな調理方法ながら旨みのある白身で、家族みんなで美味しく食べ尽くしました。
 添えられている島豆腐にアオサです。
 
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 カーナーとなまり節の和え物。
 カーナーは西表島で取れるコリコリしたよい食感の海藻です。カツオのなまり節に白ごまとキャベツの芯が入っています。
 
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 締めはカニ味噌ご飯。
 米の炊き方からしてそんじょそこらの和食屋さんよりもよい。そこにそれだけで確かに美味しいカニ味噌に、生姜と刻んだ小葱。
 味噌汁はアオサと島豆腐。
 
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 デザートはパパイヤ。赤い色合いが強いもので、柔らかく、甘い!!!
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 極上のパパイヤだったようです。
 

はてるま沖縄料理 / 竹富町その他)
夜総合点★★★★ 4.5


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