「Cassia(カッシア)」@シンガポール(☆☆彡)
http://www.capellahotels.com/singapore/cassia-,dining_viewItem_20-en.html
シンガポールのリゾートアイランドであるセントーサ島のラグジュアリーホテル「カペラ・シンガポール」内のモダンチャイニーズレストラン。
CASSIA(カッシア)とはチャイニーズシナモンの意味。
伝統的なシンガポールの建物であるタナメラの中に最先端のモダンデザイン。
料理も
住所:CAPELLA SINGAPORE 1 The Knolls, Sentosa Island 098297, Singapore
電話:65 6591 5000
定休:無休
営業:12時~14時半/18時半~22時半
このホテルの3階にあるタナメラの1階に入り口があります。白と明るいグレーを基調とした壁に四角く黒い看板。
入ると階段の手前にレセプションがあります。写真は帰り際に上から撮ったものです。
水が流れる階段はかなり素敵。壁には竹をあしらった…に伸びゆく笹のようなデザイン。
香港の有名デザイナー、アンドレ・フー氏が内装をデザイン。調べると「ピャチェーレ」@「シャングリ・ラホテル東京」と同じだそうです。

テーブル席や円形のソファ席を配した素敵なデザイン。奥の2つの半個室もダークブラウンの板を円形に配して中が見えにくいようになっています。

円形のテーブルの上にはガラスの水差しに緑。

素敵なのはソファ席の照明。
メニューは中国語と英語の表記。中国語は漢字の字体がかなり日本と違うので、むしろ英語表記の方がわかりやすい。これ、不思議な感じです。
13年3月29日夜の来訪。
到着日当日。「ユニバーサルスタジオシンガポール」でiPhoneをなくし、雨も降って来たしで意気消沈してホテルに帰りました。夕方に雨がまた強くなって降ました。
疲れているので夕食は当然ホテルのレストランで。となればここ。
部屋から18時にと予約の電話をしたら、18時30分でと電話で返事がありました。なるほど、開店が18時半と遅めなのですね。にしても、こちらの英語は聞き取りにくい。現地の発音は「ケイシア」…これが正しいような気がしますね。
18時半で一番乗りです。その後は徐々にお客が来ました。客室は満室のはずなので、みんなゆっくりなのかな。

最初にチリソースと言ってもってきてくれたのは、自家製のXO醤。帆立貝柱の凝縮された旨味を感じるのもの。
Oolong Tea 6シンガポールドル/一人
安渓鉄観音。最後までこれをいただくのですが、とても美味しい。

メニューには無いつきだし。鶏肉の棒を薄切りのキュウリで巻き、クコの実を乗せています。下のソースはトロリとしたレモンのソース。違和感なく爽やかにいただく。
Cassia Signature Spice Menu 98シンガポールドル
単品注文はむしろ危険に感じてコースを。
Combination of Crisp Prawn with Tangerine Peel and Orange Sauce, Deep-fried Fresh Mushroom with Minced Shrimp and Lemon Grass Thai Chili Sauce, Bacon Roll with Goose Liver, Mushroom and Salted Egg Yolk

3品の盛り合せの前菜。左が椎茸に海老のすり身を詰め込んで衣をつけてフライにしたものにレモングラスが爽やかに香るチリソースをつけています。下には大葉。構成は天ぷらのそれだなぁと思っていただく。
真ん中はこれまた薄く衣をつけて揚げた剥き海老。表面がカリッとしています。オレンジのソースなのでこれも爽やかな感じ。クコの実を添えています。
右は薄切りに豚バラ肉でマイタケのようなキノコと野菜などを巻いたものです。下には刻みネギ。何だろう?と思いつつ食べていたのですが、鴨のレバーと中華食材の塩をした玉子だったようです。
香りを大切にすることがよくわかる一皿目。
Braised Lobster Soup with Assorted Dried Seafood and Ginger Flower

基本のスープはベーシックに美味しい。ホタテ貝柱やエノキのようなキノコにゼラチン質の魚のなにか(笑)が入っています。浮き袋かな? 中央には食感の強い海老。生姜が香るなぁと思っていたら乾燥させた生姜の花を上にあしらっているようです。
Signature Wok-Fried Australian M9 Wagyu Beef with Black Pepper

wokとは中華鍋のことだとようやく知る。和牛だと言われて出されました。仙台って聞こえたけど、聞き間違えかな…。
柔らかな牛肉で、甘めの濃厚なソース。黒胡椒が結構効いていますが、娘も食べたがるくらいです。玉葱やパプリカ、アスパラなどと一緒に炒めている。
器はお米の白い器みたい。食べれますが、ちょっとねちねちしてしまうかな。
Steamed Live Abalone with Shredded Ginger and Tangerine Peels

蒸した小振りの鮑です。柔らかく美味。上には千切りの生姜とタンジェリンのピール。中華らしい醤油のさっぱりしたお汁。横にはザクザクいただける青菜。
Fried Rice with Chicken, Tomatoes, Garlic and Bacon

長粒米のチャーハン。彩りや食感の良い野菜を結構混ぜ込んでいます。具には鶏肉を。
Homemade Ginger Rose Tea with Glutinous Dumpling

不思議なデザートです。生姜のびっしり聞いたスープは凄く甘い。自家製の生姜の花のお茶をベースにしているようです。
浮いているのは中に黒胡麻ペーストを詰め込んだ白玉、それにバラの蕾のようです。身体に良さそう。
接客も素晴らしい。ラグジュアリーホテルらしく従業員はみなしっかりされています。
宿泊客でなくとも利用できるのかどうかはわかりませんが、セントーサ島で食事をするのにぜひ憶えてもらいたい一軒です♪