「幸庵」
をクリスマスイブに再訪してきましたので記録を追加。
「幸庵」@藤沢(☆☆彡)
http://www.kouan.info/
初登場で横浜・湘南初のミシュラン三ツ星に輝いた和食店。
食べているときはそれほど感じませんでしたが、見直し思い出すほどにじんわりと料理の良さが味わえ、接客の堅苦しくないところも相まって後から良かったなぁと実感できる不思議な魅力があります。
住所:藤沢市鵠沼花沢町2-8ルート鵠沼1F
電話:0466-50-6226
定休:不定休
営業:11時半~/17時半~
13年12月24日夜の来訪。
クリスマスイブは仕事がさすがに美しく、19時半の予約で19時45分くらいに到着。
今回は個室ではなく、テーブル席です。奥にはカウンター席もありました。
13200円
コースは夕食の真ん中のコース。
最初にあられの入った温かい塩水です。これは前回も同じものをいただきました。
口を湿らせるためにと言われました。塩分の頃合いがよく、あられの香りが良い。
黒いお盆に最初に出されたのは酢の物です。
千枚蕪で昆布締めした平貝をサンドしたもの。上には柴漬け。そして、加減酢という酢にみりんや酒・砂糖などを加えた煮凝りの餡をかけています。千枚漬けの しっとりした口当たりの蕪の爽やかな酸味に昆布締めした平貝の食感と旨味がかなり良い。加減酢や刻んで乗っている柴漬けの酸味がそれぞれに複雑に絡み合っ ています。正直、酢は苦手な方なのですが、これは美味しいです♪
緑は茹でたセリ。それに小振りですが肉厚な丹波シメジです。
お盆に一緒に乗っているのは通常は朱塗りの杯で、しみずの舞という日本酒がいただけます。ぼくは飲めないから、またしても林檎ジュースで。美しいガラスのおちょこに、前回のものと違って濁りのあるタイプでした。林檎ジュースも変わっていくのですね。
御椀は澄みきった出汁。結構、昆布の旨味を強く感じます。
中央にはマツバガニの身に最低限のすり身を合わせたマツバガニの真蒸。上には香りの柚子の皮。青菜はミニ青梗菜です。
マツバガニそのままな濃い旨味にその甘みが優しく、それに合わせて出汁も昆布を強めにしてくれています。
刺身は珠玉の一皿。
美しい切り目が模様のようなアオリイカから。これが甘くて素晴らしく美味しい。「小松弥助」のイカを思い出しましたが、その話をすると、親父も同じ感想をいただいたとのこと。
積み重ねられた鯛もブリッとした身が滑らかな口当たりと小気味よい食感に鯛らしい力強い旨味で良いもの。
そして美しくさしが入った寒鰤です。これがブリかと驚きのある美味しさ。皮目の方の美しさにはほれぼれします。
手前には長野の小宮山醤油の生醤油と梅肉醤油。この生醤油が甘みといい芳醇な風味といい素晴らしい! 梅肉も梅の甘みがよく思い出してもつばがこみ上げてくる美味しさ。
添えられているものも面白い。水前寺海苔は以前と同じ。その横にある緑はちしゃとうと言われましたが、サンチュの軸の方だと言われましたが、調べると茎レタスと書かれていますね。3cmくらいの太さの芯の部分だけ食べられるのだそう。しゃくしゃくして癖のない美味しさ。
白い立方体は小蕪。その自然な蕪の甘さにも驚かされます。
マナガツオの味噌漬け焼き。梁がある焼き具合の白身で味噌の香りが程よい。マナガツオ本来の味わいもしっかり感じられて身離れも良くとても美味しい。
添えられているのは、この時期ですが軽く塩をした素揚げ銀杏。その苦みも心地よい。
朴葉の上に盛られた八寸。
脂ののったトモサンカクのローストビーフに和芥子。しっとりとして柔らかく脂がのった牛肉は美味! そういえば、以前も牛肉の美味しさにはやられました。
その下には穴子の薄衣揚げ。軽めの天麩羅です。肉厚の穴子で味付けは塩だけとシンプルに美味。
右には子持ち昆布、山椒の利いたどんこ椎茸の佃煮、水菜とお揚げのさっぱりとしたお浸し。
器に入っているのは先ほどのズワイガニの蟹味噌と白味噌を合わせて出汁でのばした冷製の味噌汁。これがクリーミーで爆発するほどの蟹味噌味。素晴らしく美味しい。具はなめこです。
柚子釜に入っているのはくもこ。上には醤油の煮凝りと姫葱です。
湯のみのような器にだされたのは牡蠣の酒蒸し。なんと中の写真を撮り忘れています(泣)。
器をあけると、酒蒸しした大ぶりの牡蠣の身が2つ。刻んだゆずをふりかけてあって、そのスープとともにいただきます。一緒には若布と葱が入っていました。
最後にはごはん。なんといくらごはんでした。
それに、昆布の佃煮、日野菜蕪の浅漬け、刻んだ香の物です。
お菓子でだされたのは雪の結晶と言うタイトルの和菓子。基本は滑らかな口当たりの百合根の団子で、中にはあんこが。表面は氷餅といって凍らせたお餅を細かく削り下ろしたものでコーティングされています。
上にはのし梅という梅の味わいがホンワリ香るゼリーキューブ。
それにお抹茶です。御椀がクリスマス仕様!?
これで終わりかと思ったのですが、さらに水菓子。クリスマスイブでにぎやかなお盆に。
熟成された静岡の甘~いメロン、表面にてんさい糖を乗せて炙りコーティングしたフジの林檎、生クリームにバームクーヘンです。皮付きの林檎は実は苦手だったのですが、キャラメリゼされた林檎がこんなにおいしいとは!!
「幸庵」@藤沢(☆☆彡)
http://www.kouan.info/
初登場で横浜・湘南初のミシュラン三ツ星に輝いた和食店。
食べているときはそれほど感じませんでしたが、見直し思い出すほどにじんわりと料理の良さが味わえ、接客の堅苦しくないところも相まって後から良かったなぁと実感できる不思議な魅力があります。
住所:藤沢市鵠沼花沢町2-8ルート鵠沼1F
電話:0466-50-6226
定休:不定休
営業:11時半~/17時半~
13年12月24日夜の来訪。
クリスマスイブは仕事がさすがに美しく、19時半の予約で19時45分くらいに到着。
今回は個室ではなく、テーブル席です。奥にはカウンター席もありました。
13200円
コースは夕食の真ん中のコース。

最初にあられの入った温かい塩水です。これは前回も同じものをいただきました。
口を湿らせるためにと言われました。塩分の頃合いがよく、あられの香りが良い。

黒いお盆に最初に出されたのは酢の物です。
千枚蕪で昆布締めした平貝をサンドしたもの。上には柴漬け。そして、加減酢という酢にみりんや酒・砂糖などを加えた煮凝りの餡をかけています。千枚漬けの しっとりした口当たりの蕪の爽やかな酸味に昆布締めした平貝の食感と旨味がかなり良い。加減酢や刻んで乗っている柴漬けの酸味がそれぞれに複雑に絡み合っ ています。正直、酢は苦手な方なのですが、これは美味しいです♪
緑は茹でたセリ。それに小振りですが肉厚な丹波シメジです。

お盆に一緒に乗っているのは通常は朱塗りの杯で、しみずの舞という日本酒がいただけます。ぼくは飲めないから、またしても林檎ジュースで。美しいガラスのおちょこに、前回のものと違って濁りのあるタイプでした。林檎ジュースも変わっていくのですね。
御椀は澄みきった出汁。結構、昆布の旨味を強く感じます。
中央にはマツバガニの身に最低限のすり身を合わせたマツバガニの真蒸。上には香りの柚子の皮。青菜はミニ青梗菜です。
マツバガニそのままな濃い旨味にその甘みが優しく、それに合わせて出汁も昆布を強めにしてくれています。

刺身は珠玉の一皿。
美しい切り目が模様のようなアオリイカから。これが甘くて素晴らしく美味しい。「小松弥助」のイカを思い出しましたが、その話をすると、親父も同じ感想をいただいたとのこと。
積み重ねられた鯛もブリッとした身が滑らかな口当たりと小気味よい食感に鯛らしい力強い旨味で良いもの。
そして美しくさしが入った寒鰤です。これがブリかと驚きのある美味しさ。皮目の方の美しさにはほれぼれします。
手前には長野の小宮山醤油の生醤油と梅肉醤油。この生醤油が甘みといい芳醇な風味といい素晴らしい! 梅肉も梅の甘みがよく思い出してもつばがこみ上げてくる美味しさ。
添えられているものも面白い。水前寺海苔は以前と同じ。その横にある緑はちしゃとうと言われましたが、サンチュの軸の方だと言われましたが、調べると茎レタスと書かれていますね。3cmくらいの太さの芯の部分だけ食べられるのだそう。しゃくしゃくして癖のない美味しさ。
白い立方体は小蕪。その自然な蕪の甘さにも驚かされます。

マナガツオの味噌漬け焼き。梁がある焼き具合の白身で味噌の香りが程よい。マナガツオ本来の味わいもしっかり感じられて身離れも良くとても美味しい。
添えられているのは、この時期ですが軽く塩をした素揚げ銀杏。その苦みも心地よい。

朴葉の上に盛られた八寸。
脂ののったトモサンカクのローストビーフに和芥子。しっとりとして柔らかく脂がのった牛肉は美味! そういえば、以前も牛肉の美味しさにはやられました。
その下には穴子の薄衣揚げ。軽めの天麩羅です。肉厚の穴子で味付けは塩だけとシンプルに美味。
右には子持ち昆布、山椒の利いたどんこ椎茸の佃煮、水菜とお揚げのさっぱりとしたお浸し。
器に入っているのは先ほどのズワイガニの蟹味噌と白味噌を合わせて出汁でのばした冷製の味噌汁。これがクリーミーで爆発するほどの蟹味噌味。素晴らしく美味しい。具はなめこです。
柚子釜に入っているのはくもこ。上には醤油の煮凝りと姫葱です。

湯のみのような器にだされたのは牡蠣の酒蒸し。なんと中の写真を撮り忘れています(泣)。
器をあけると、酒蒸しした大ぶりの牡蠣の身が2つ。刻んだゆずをふりかけてあって、そのスープとともにいただきます。一緒には若布と葱が入っていました。

最後にはごはん。なんといくらごはんでした。
それに、昆布の佃煮、日野菜蕪の浅漬け、刻んだ香の物です。

お菓子でだされたのは雪の結晶と言うタイトルの和菓子。基本は滑らかな口当たりの百合根の団子で、中にはあんこが。表面は氷餅といって凍らせたお餅を細かく削り下ろしたものでコーティングされています。
上にはのし梅という梅の味わいがホンワリ香るゼリーキューブ。

それにお抹茶です。御椀がクリスマス仕様!?

これで終わりかと思ったのですが、さらに水菓子。クリスマスイブでにぎやかなお盆に。

熟成された静岡の甘~いメロン、表面にてんさい糖を乗せて炙りコーティングしたフジの林檎、生クリームにバームクーヘンです。皮付きの林檎は実は苦手だったのですが、キャラメリゼされた林檎がこんなにおいしいとは!!