「Steak Dining Vitis (ヴィティス)」@中目黒(☆)
http://steak-vitis.jp/
中目黒に2014年8月オープンした炉窯ステーキの価格破壊店。
「あら皮」@新橋の流れを汲んだ「哥利歐」@築地で7年半修行した結城氏がオーナーシェフを務め、従来の炉窯のお店では成し得ない価格帯でいただくことができます。
住所:目黒区上目黒3-1-13 Barbizon49 B1F
電話:03-5708-5015
定休:日・月曜
営業:17時~22時半
中目黒の駅からも程近いビルの地下。

降りていく階段に光る店名。緩やかに弧を描き、ガラス張りの前面のお店に。

中は落ち着いてモダンな空間。ベンチシートにテーブルが並び、奥には個室もあって赤ん坊連れの方もいらしていました。

白いテーブルクロスに丸い見せ皿。フラスコのようなガラスの一輪挿しにバラです。

厨房はベンチシートの反対で、小窓からはこの店の特徴である煉瓦積みの炉窯が見えます。
15年1月13日夜の来訪。
この店に関する綾子さんの記事はこちら。
イズミールの行きたがっていたこちらでしたが、そのイズミールが参加できなくなり、代わりに募集したところ2名来てくれることとなり、総勢5人でいただく。
ノンアルコールワイン 800円

白と赤をそれぞれいただく。

烏龍茶 600円

細長いグラスに丸い氷で♪ 口当たりも良いので丸い氷はとても嬉しい
Vitis Course 15000円
コース1本の提供。
幻のスモークサーモン Legendary Smorked Salmon

黒いプレートの上の皿に。
炉窯でスモークをかけたサーモンは確かに香り良い。皮まで食べれて良いものです。ただし、その身の美味しさは「あら皮」のそれには当然届いていない。スモークの煙で近隣から苦情が出たために苦労して作り上げたとのことです。
右にはいくらで大根スライスで巻いてあります。それにコリコリした食感の生のカリフラワーとしゃくしゃくのラディッシュのスライス。
手前左に似たような感じであるのが南米原産の果物だというキャビアライム。酸味が結構あるもの。それに茹でたような青菜。これも炉窯で熱を通しているのかな?

バターはナヨッとしたハート形♪
パンは2種類のバゲット。
海の食物連鎖~ウニ・アワビ~ The Ocean Food Chain from Sea ~ urchin to Abalone ~
これは良かった。整形された黄色いペーストは雲丹とおぼろ昆布のソース。確かに昆布味♪
中央には岩海苔のジュレで、生姜の香りがします。その上にスライスしたアワビと生雲丹。
右の点々は昆布のソース。
横にはカリカリにした岩海苔のチップスです。
岩海苔や昆布を食べてアワビやウニは育つ。これらを合わせて食べると別々に食べるよりもはるかに美味しくなりました。

メニュー外にコンソメスープを出していただきました。じっくりした旨味のコンソメです♪
北寄貝とバイ貝 17種類のお野菜とのサラダ仕立て Hokki Clam and Bai Clam Salad Style with 17 Vegetables

ガラスの皿にサラダ。スティックセニョールやシマシマ模様のキヨッチャビーツ、プティヴェールに各種葉野菜。
かかっているのはエシャロットのドレッシングで、添えられているアイスみたいなのはブロッコリーのペーストです。そして上にかかっているのは貝出汁の泡。これが塩が薄味で、どうにもはっきりしない感じでした。
シェフ厳選本日の特選サーロインステーキ Chef’s Special Sirloin Steak of the Day

肉は写真を撮ろうとしても持っている人がフラフラと動くのでどうにもピンボケ。まだこういう写真を撮らせ慣れていないようです。
肉塊は長野の和牛のサーロイン。特にブランドはないそうです。

炉窯焼きなので、表面はカリッと焼かれていて、中はレアな仕上がり。サシの入りも適当で美味しい赤身。ぼくのはやや中央が冷たかったように感じましたが、他の方は感じなかったとのこと。部位による差かもしれません。
まだ若いシェフですので、今後さらに改善されていくと良いですね。

付け合せには蕪などの炉窯焼きした野菜。わさびと塩でいただきます。
文旦の再構築 ココナッツジェラート添え Rebuilding of Buntan with Coconut Gelato

文旦は皮を剥いてその身をほぐして積み上げ、その皮を使ったソースを加えています。
横にはココナツのジェラートにミントの葉とフランボワーズの粉。
カフェ Coffee

苦味のしっかりしたビターなコーヒーです。
Steak Dining Vitis (ステーキ / 中目黒駅、代官山駅、祐天寺駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.0